紅茶の美味しい淹れ方は道具次第?道具の選び方やおすすめの道具たち|KUMOSUKI〜雲透〜

紅茶の美味しい淹れ方は道具次第?道具の選び方やおすすめの道具たち

紅茶の美味しい淹れ方は道具次第?道具の選び方やおすすめの道具たち|KUMOSUKI〜雲透〜

家の中で好きな紅茶を楽しみたい時やお客様に紅茶をお出しする時、より美味しい紅茶を淹れたいものです。そのような時におすすめなのが便利な紅茶の道具です。ただ、紅茶の道具は種類が多いので「数が多すぎて、どれを選んだらいいの?」と戸惑う方も多いです。

今回は、美味しい紅茶を淹れる時にあると便利な器具や必須の道具などをご紹介します。ぜひ道具を揃えて、美味しい紅茶を楽しんでみてください。

美味しい紅茶の淹れ方は道具選びから

紅茶の美味しい淹れ方は道具次第?道具の選び方やおすすめの道具たち|KUMOSUKI〜雲透〜

美味しい紅茶を淹れるために、道具にこだわりたいと思う方も多いですが、初心者は最低限の道具があれば大丈夫です。最低限必要なものが揃ってから、さらに中級者→上級者とステップアップしていけば良いので、まずは初心者向けの道具から揃えていきましょう。以下に、初心者から上級者まで、必要な道具をご紹介します。

紅茶に必要な道具6選【初心者編】

紅茶を飲むのに必要なティーカップはいつものマグカップなどでも大丈夫です。ただ、あると便利な道具もあるため、以下に6選してご紹介します。

1:紅茶の茶葉

当たり前かもしれませんが、紅茶を淹れるなら茶葉が必要です。リーフのままで淹れるかティーバッグで淹れるかにもよりますが、まずはお気に入りの茶葉から探しましょう。紅茶の香りなどをより味わいたいなら、おすすめはリーフタイプ(茶葉そのまま)です。ただ、リーフタイプは茶葉が湿気る可能性があるため、保存容器も用意しておきましょう。

また、保存容器もガラス製は日光の影響を受けやすいので、遮光できる缶タイプを選ぶなどして、長く美味しい状態を保つのがポイントです。ちなみに、茶葉は常温保存が可能です。

2:ティーキャディースプーン

ティーキャディースプーンと言うと聞き慣れないかも知れないですが、茶葉を計量する専用のティースプーンのことです。日本でスプーンと言うとコーヒーに特化したものが多いですが、紅茶用のスプーンは一回りほど小さくなっています。ティースプーン1杯で計ると、茶葉の重さは約3〜4gとなり、これに対するお湯の量は、紅茶メーカーさんによって異なりますが200〜300㏄が目安です。

初心者の場合適切な茶葉の量がわからないことも多いため、デジタルスケルター(できれば、0.1gまで量れる計量器)も用意しておくといいでしょう。また、ティースプーンによって重さに誤差が出るため、慣れない初心者のうちは戸惑うかもしれません。ただ、茶葉の量も、最初のうちは、少なかったり多かったりしても大丈夫なので、繰り返しお茶を淹れながら、自分が一番美味しいと感じる量を探してみてください。

3:ティーポット

ティーポットは、リーフタイプで紅茶を淹れる時に必要で、茶葉とお湯を入れて紅茶を抽出します。ティーバッグで1杯分淹れるのは便利ですが、やはり2杯以上となると蒸らす方がより美味しく抽出できると言われています。ティーポットを使うことで、一気におしゃれ感も増し、優雅なティータイムを過ごせます。

ただ、ティーポットには様々な種類があるため、こちらも初心者の悩みの種です。もし選び方で迷った時には、後述もしますが、茶葉が中でジャンピングをしやすい丸いタイプのポットがおすすめです。

4:ストレーナー

ストレーナーは日本式に言うと「茶こし」のことで、茶葉がカップなどに入らないようにするためのものです。緑茶を飲む時にも茶こしを使うので、持っている方は多いかもしれません。ただ、まだ茶こしを持っていないなら、紅茶専用のストレーナーは用意しておいたほうが便利です。紅茶専用のストレーナーは、ティーカップにすぽっとはまるようになっており、安定感も増します。

ティーポットと同化しているタイプもありますが、茶こし部分が小さいとジャンピングをしにくくなる場合もありますので、初心者の方はストレーナーを使うことをおすすめします。おしゃれな雰囲気を味わいたいならぜひ入手しておきましょう。

5:ティーポットコゼー

ティーポットコゼーは、ティーポットの保温性アップのために、上にかぶせる布のカバーです。紅茶は、コーヒーや緑茶よりも温度の高い熱湯で蒸らしますので、抽出中に湯温が下がるのを防ぐためにも、ティーコゼーはあったほうがいいでしょう。

コゼーにも色々と種類がありますが、初めて用意するのであれば、厚手の綿製のカバーを買いましょう。厚手のカバーをかぶせれば、紅茶も冷めずに済みます。品種によって差はありますが、40分程度は温かいままで紅茶を楽しめます。

6:砂時計・タイマー

紅茶の種類にもよりますが、それぞれの茶葉にはちょうどいい抽出時間があります。腕時計などで時間を計っても良いですが、砂時計やタイマーがあれば、一目でわかるので用意しておくのがおすすめです。砂時計は正確性には欠けるものの、あると断然雰囲気が違います。お茶を待つ時間を楽しむのも紅茶の醍醐味です。

そのため、雰囲気を味わいたいなら砂時計、時間を正確に計りたいなら音の鳴るデジタル式のタイマーも用意しておきましょう。

紅茶に必要な道具2選【中級者編】

初心者に必要な道具は、上記の6つがあれば大丈夫です。ただ、入れるだけでなく、雰囲気も同時に味わいたいなら、以下の2つの道具も用意しておきましょう。どちらも必須の道具ではありませんが、簡単に揃い、しかも少し優雅な雰囲気を味わえます。

1:ティーカップ&ソーサー

紅茶は普段使いのマグカップでも美味しく入れられますが、専用のティーカップやソーサーを用意しておくと、一気にエレガントになります。また、専用のティーカップは飲み口が広くなっているため、紅茶が飲みやすくなるなど使うメリットは大きいでしょう。ただ、ティーカップには種類が沢山あるので、迷った時にはシンプルな白色を選ぶのがおすすめです。

理由は、白いティーカップだと紅茶のゴールデンリング(茶液の縁がカップの白さと重なり、金色の輪を形成する様子)が出やすくなるからです。洋食器にはおしゃれなデザインのティーカップも多いので、ぜひ自分専用のティーカップを探してみてください。

2:電気ケトル

やかんは常備している方も多いと思いますが、電気ケトルがあれば、ティーポットに注ぐだけで一種のパフォーマンスになります。また、やかんと比べてお湯が沸くスピードも早いので、よりスピーディにお客さんに紅茶を振る舞えるのもメリットです。

紅茶に必要な道具3選【上級者編】

初心者向けと中級者向けの道具をご紹介してきましたが、上級編ともなると、あれば良いかな?くらいのレベルです。紅茶専門のカフェでも使っている所は少ないので、必須の道具ではありません。代用品も多くありますが、外国の貴族の気分を味わいたい時には、揃えてみるのもおすすめです。

1:ミルクポット

ミルクポットは、ミルクティーを入れる時にしか使わない牛乳専用の容器です。ミルクティーを扱うカフェなら、見たことがあるかもしれません。ミルクポットはミルクティー専門の容器ですが、70度くらいまで温めたミルクを入れるために使います。本来の役割は、冷蔵庫から取り出したばかりの牛乳は温度が低いので、温めたミルクを入れるのに使われます。ただ、牛乳を70度以上に加熱すると風味が飛ぶので、温度管理は少し大変です。

2:シュガーポット

シュガーポットは、お客が紅茶に好きな量の砂糖を入れるための砂糖専用容器です。店によって、粉末の砂糖だったり角砂糖だったりしますが、見た目も可愛らしく、あるだけでおしゃれな雰囲気になります。また、シュガーポットは「キャニスタータイプ(スプーンですくって取り出す)」と「ディスペンサータイプ(容器を傾けて取り出す」の2つに大きく分かれ、どちらも好みで選んでも問題はありません。

3:ティーバックレスト

ティーバックレストは名前からも想像がつくかもしれませんが、使い終わったティーバッグを置くお皿のようなものです。液体が漏れないように、少し深めの皿となっています。こちらは代用品もありますが、デザインにこだわればインテリアとしても素敵ですし、使い終わったストレーナーを置くのにもおすすめです。

紅茶のタイプで入れ方も違う?

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紅茶用の道具が揃ったら、後は実際に紅茶を入れてみましょう。紅茶は大きく分けて「リーフ(茶葉のみ)タイプ」と「ティーバッグタイプ」があるので、どちらを利用するかで、入れ方も少し違ってきます。

リーフティーで入れる手順

リーフティーで入れるなら、茶葉の量や蒸らす時間などには気をつけてください。お気に入りの茶葉の香りを楽しみたい方は、ティーバッグよりもリーフのほうがおすすめです。

1:きれいに洗ったポットを用意します。


2:水をケトルに入れ、強火で、かつ短時間で沸かしましょう。


3:お湯をティーポットとティーカップに少量ずつ注いだら、全体にいき渡るように回して、カップを温めます。


4:ティースプーンを使って、人数分の葉を計ったら、ポットに入れます。


5:沸騰したお湯(100度の熱湯)を注ぎ入れましょう。


6:お湯を入れたら、2〜5分ほど蒸らします。


7:茶こしを使って、ティーカップに注ぎ入れたら、完成です。

ティーバッグで入れる手順

ティーバッグで入れる時にも、基本的にはリーフタイプと同じです。ただ、ティーバッグの場合は重さを計る必要がないため、時短で淹れられるのはメリットです。


1:ティーポットとティーカップにお湯を注いで、温めておきます。


2:温めていたティーカップに熱湯(100度)を注ぎ直し、ティーバッグを入れます。


3:蓋をして、2〜3分ほど蒸らします。


4:ティーバッグを数回振って、余計な水分を落としたら完了です。

紅茶の美味しい入れ方のポイント

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紅茶の美味しい入れ方のポイントには「ポットを使う」「茶葉を正確に量る」「汲みたて、かつ沸かしたてのお湯を使う」「しっかりと蒸らす」などがあります。これらの英国式のポピュラーな紅茶の入れ方は「ゴールデンルール」とも呼ばれ、日本でも親しまれています。特に、紅茶を美味しく淹れるなら、ジャンピングを起こせるかどうかがポイントです。

ジャンピングとは?

「Talking of tea」という紅茶専門誌によると、ジャンピングとは「理想的な温度の熱湯を注ぐと、半分以上の茶葉は上に浮かび、残りは下に沈みます。しばらくすると底の葉は回りながら浮き上がり、かつ、上の葉は回りながら降り、対流し始めます。3分後には、すべての茶葉が沈みますが、この時に、茶葉の持ち味はすべて溶け出します。」とあります。

この茶葉の動きそのものが「ジャンピング」と呼ばれますが、お湯の温度が最適でないと、ジャンピングは起こりません。茶葉の持ち味を出すためには「ジャンピング」が必要なので、お湯の温度にも気をつけてみましょう。もし手軽にジャンピングを起こしたい方は、初心者でも起こしやすい道具があるので、そちらを使ってみてください。

ジャンピングを起こすなら「LEMURIA(レムリア)」が扱っているHARIOさんのティーポットで

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紅茶はジャンピングを起こすと、より紅茶の持ち味が生かされ、香り高い紅茶が楽しめます。ただ、ジャンピングは初心者には難しい面もあるため、初心者は専用のポットを使うのがおすすめです。例えば、ティーカンパニーのLEMURIA(レムリア)が扱っているHARIOのジャンピングティーポットなら、熱々に沸かしたお湯を人数分注ぎ、ガラスの蓋をするだけで、簡単にジャンピングが起こってくれます。

ジャンピングティーポットは、茶葉がジャンピングをしやすいようにと、横に少し丸みがあるオリジナルの形になっているのがポイントです。また、ガラス製なので、茶葉の動きもわかりやすく、色の変化を楽しめるのもジャンピングティーポットの魅力です。

まとめ

紅茶は入れ方も大切ですが、道具を使えば、初心者でも簡単に美味しい紅茶が入れられます。ただ、道具の種類はかなり多く、まずはどれから始めれば良いのか迷ってしまうこともあるでしょう。そのような時には、まず初心者向けの道具から最初に集め、美味しい紅茶が入れられるようになってから、次のステップへと進みましょう。

最低限必要な道具はもちろんですが、あるとリッチな雰囲気を楽しめる道具もあります。ぜひ道具を揃えて、アフタヌーンティーなど楽しんでみてください。

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