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オーガニック&フェアトレード紅茶を世界へ|LEMURIA

海を愛する人のための紅茶 / ONDE

海を愛する人のための紅茶 / ONDE

通常価格 ¥1,490 JPY
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税込み。

【海を愛する人のための紅茶 / ONDE 】 

私は海のすぐそばに住んでいます。歩いて10分で砂浜に出られるくらいの距離なので、夏の朝は4時頃から海辺へ向かいますし、冬は6時にまだ薄暗いグレーの海と力強い波音を楽しんだりもします。暖かい日はサンダルを持っていき、波打ち際まで近づいて海水に足をつけたり、真夏になると水着を着ていき、朝陽を見ながら、浅瀬で泳いだりもします。岩場の近くで小さな魚たちを見ることもできて、釣り人も見かけます。日本海側は冬になると波が高くなり、寒い朝にラジオ体操をしながら、遠くでサーフィンをする人たちを眺めたりもします。


そんな私も数年前までは本当に忙しく働いていて、夏が来る度に「あぁ、海に行きたいなぁ」と思いつつ、毎年あっという間に夏が過ぎ「今年も海に行けなかった」と呟いて、海に入らず夏を終えてしまう悔しさや寂しさを何度も味わっていたのです。ある年、「このまま死んだら後悔する気がする」とふと思ったんです。春に桜を愛でるように、夏には海に入らなければ、秋には山に登らなければ、冬はこたつに入らなければ!!(←寒いのが苦手なので、雪とは戯れたがらない)となぜか急に・・・せっかく四季がある国に生まれたのに、海にも山にも近いこんなに恵まれた環境にいるに、ほんの少しの努力で美しい自然に触れられるのに、あとは自分が「やる」と決めるだけなのに・・・そう思ったんです。


〝山を愛する人のための紅茶〟を作った時、〝海を愛する人のための紅茶〟も作ると心に決めていました。冬は保温ポットに熱々の紅茶を淹れ、ザザーンという波音を聴きながら湯気の香りをかいでみて、あぁ、やっぱり海からあがった後のあの心地よい気怠さの中で飲んでみなければと思い直し(わかりますよね?学生時代にプールの授業の後の眠くて眠くて仕方ないけだる〜い気持ちよさ)、夏を待ち、海岸から一番近いコンビニエンスストアで氷を買って、泳いだ後にアイスティーを作って試してみたり・・・ああでもない、こうでもないとブレンドしていました。


ある日、私が泳いでいると、少し遠くに海に入って朝陽を眺めているご婦人を見かけたんです。「おはようございまーす」と挨拶すると、にっこりと笑って「今日も綺麗ですね」と返してくださって、2人で静かにプカプカと浮かんでいました。こんな早朝から海に浸かってるのは、私とあの人だけだ・・・これはよほどの海好きマダムに違いないと思った私はプカプカしながら、ご婦人との距離を少しずつ縮めていき、「よくいらっしゃるんですか?」と声を掛けた。「はい。この時期はだいたい毎朝います。海から御来光を拝むのが日課なんです。私、この土地になんの縁もなかったんですけど、この場所に惚れ込んじゃって、移住してきたんです。」とのこと・・・間違いない!!このご婦人も海に惚れちゃった人だわ!!と確信するが、急に捲し立ててビックリさせてはいけないと思い、「本当に綺麗ですよね。私も夜明け前にピンクに染まる空とか、水平線から昇ってくる朝陽が大好きです」と他愛ない会話をしながら、しばらくご婦人と2人で海水の暖かさを感じなから、ゆっくりと日の出を眺めた。

「あ、あの・・・実は私、小さな紅茶屋をやっていまして、〝海を愛する人のための紅茶〟を作りたくて、それで海に来てるんです。今日もポットに淹れてきてて、よかったら飲んでもらえませんか?」と聞いてみる。〝山を愛する人のための紅茶〟を作るために、山小屋で小さな紙カップ片手に、登山を楽しむ方々を待ち伏せした時と同じように、海の中で、海を愛するご婦人にテイスティングをお願いしてする。「いいんですか?是非、飲んでみたいです」と言ってくださり、岩の上でアイスティーを作ってお渡しすると「なんて!!おいしいの?!すごい!!」と目を丸くしてくださって、「ですよね?!めっちゃおいしいですよね?!」と、謙遜という言葉を知らない遠藤は大喜び!!「でも、もう一息なんです。山と同じように、海もいろんな表情を見せてくれるから、これだと綺麗にまとまりすぎている気がして、味わいにもう少し違う奥行きが欲しくて」と言うと「素敵!!完成を楽しみにしています!!応援します!!」と励ましてくださり、後日談だが、優しいご婦人はその日のうちに地元の百貨店で、私の紅茶を探して買ってくださった。


そんな風にいつも早朝から登山や海水浴に出掛け、行った先で知らない人々に話しかけては、紅茶を配って出勤してくる私に、スタッフのゆうちゃんは「ほ、ほんと元気ですね」と最初は引き気味だったのですが(笑)、そのうち休憩時間になると「どのあたりで泳ぐんですか?朝は何時に行くんですか?」とやたら質問してくるようになり、どうやら海にも山にも興味がある様子。

「ゆうちゃんは夏休みに子ども達と出掛けたりしないの?」と聞くと「連れてってあげたいとは思ってはいるんですけど、私、紫外線アレルギーで・・・それに泳げないので、海が怖いんです」とのこと。「なんだって?!じゃあ、一緒に行こうよ!!子ども達をちゃんと見られるように大人の頭数を揃えといたら大丈夫でしょ?!早朝なら日差しもそんなに強くないよ。私、この時期はだいたい夜明け前から海にいるから!!行こ!!行こー!!」と誘ってみる。「うちの子ども達も海が初めてで、私も海には入ったことなくて・・・」と言うではないか。「えっ?!一度も海に入ったことないの?!目の前が海なのに?!」と驚くと同時に、それじゃあ、もしかしたら子ども達の〝はじめての海〟〝海デビュー〟に私がご一緒させていただけるかもって感じ?!ヤバい!!!どうしよう!!テンション上がる!!これは、めっちゃ責任重大じゃん!!超、超、超、重要任務じゃん!!!!子ども達が海を好きになるかどうか、この先、彼らが海のある人生が送れるかどうかが、この私にかかっているってことなのね!!と勝手にワクワクしはじめる遠藤。


「ゆうちゃん!!ここは私に任せて!!前日でも当日でも、いつでも誘って!!」と張り切りすぎて、スーパー前のめりになる。上司と海に行く気になってくれるかはわかりませんでしたが、とりあえず紅茶セットを用意して、アイスにおやつ、ゆうちゃんは海には入らないと言っていたけど、もしかしたら気が変わるかもしれないから、水着やウォーターシューズを準備して日焼け止め、帽子、サングラス、日傘も装備すれば、紫外線アレルギー対策も完璧!!!

その数日後、「明日、海に行かれますか?」とゆうちゃんから連絡があり、「行く!行くよ!!行くぞ!!!みんなで海へ!!!」と出発!!

翌朝、海に着いて開口一番、子ども達が「海が怖い」と言うので「いい!!2人とも!!それは素晴らしいことよ!!そう思うのは、すごーーく良いことなの!!〝海が怖いな〟って気持ちは、ものすごく大切!!大人になっても、ずっと持ってた方がいいよ?その気持ちを忘れなければ、きっとちゃんと気を付けるから、安全に海で遊べるから」と選挙演説顔負けで熱く語り・・・「そういうわけで、海に入る前の準備でまずは全力でラジオ体操をしましょう!!!」とみんなで輪になってスタート。


最初は、怖がって波打ち際にいた子ども達もちょっとずつ足をつけていき、浮き輪でプカプカ浮かぶことから始めて、バタ足ができるようになり、最後には顔もつけられるように!!!


「ママも一緒に入ろーよーーー!!」「ゆうちゃん、一緒に入ろーよーーー!!」と子ども達と遠藤に(笑)しつこくせがまれ、渋々、ゆうちゃんも着替えに行くことに・・・そんな後ろ姿を見ながら子ども達が「海に入ったら、ママも楽しいかな?」「気持ちいいから、ママも嬉しいよね?」と聞いてきた。あんなにママを海に誘っていたのは、自分たちが遊んで欲しかったんじゃなくて、ママに楽しんで欲しいんだなと気が付いて、ほんとママが大好きなのね・・・となんて純粋で健気で可愛いんだろうと遠藤、目から塩水がポロリしそうでした。海が怖くても子どもたちを喜ばせてあげたくて海に連れてきたママと、逆にママを楽しませたいと願う子ども達。子ども達のおかげでゆうちゃんの海デビューも叶い、みんな早朝の海で大ハシャギ。

彼らが大人になる頃に、今度は彼らの子どもと一緒に泳げるような綺麗な海が守られていて、家族で夏を楽しめる平和な世の中だといいな・・・そんな風に願った夏の朝でした。


その日は紅茶だけじゃなく、子ども達のためにノンカフェインのフルーツティーも用意して、カランカランと氷を鳴らして一緒にアイスティーを作り「ジュースみたいでおいしいね」と子どもたちと砂浜に座って飲みました。あぁ、この爽やかなフルーティーさを加えたい。眩しい太陽みたいな元気の出るイエローの柑橘の果実がいいな・・・

そうだ、シトラス系のピールを使おう。サンプルを取り寄せ、数種類の柑橘ピールを、サイズを変え、グラムを変え、茶葉と一緒にパッキングして、何通りも実験しました。一般的に流通しているフレーバードティーは、香油や香料を作り、それらを霧状にして茶葉に吹きつけるものが多いのですが、私は「そばにあるものの香りを吸収する」という茶葉本来の性質を使って、花や植物から直に香りを吸わせて着香する方法を選びました。こうして作られる紅茶は、フレーバードティーの中でも量は少なく、センテッドティーとも呼ばれます。ネパールの秋摘みの茶葉をベースに、和紅茶「べにふうき」をブレンド。最後にはっさくとレモンのピールを加えて寝かせました。


トップは、もちろん2種類の柑橘が爽やかに香り立ち、口に含むと和紅茶特有のお出汁を思わせる旨味がまるで潮の香りを感じさせます。ミドルにネパール紅茶特有の心地よい繊細な渋味がしっかりと出てきて、ミネラル感もあり、甘さにより深みが増すことで、アフターテイストにコクが生まれます。しっかりとエネルギッシュな味わいで、ラストにはほんのりとほろ苦さを感じられますが、これはスタートに発揮されたはっさくとレモンの爽やかさが残してくれる粋な産物です。アイスティーにするとさらにこの美しく渋味と甘味が輪郭を見せ、そして、締めくくりの苦味の余韻がたまりません。

遠藤が春夏秋冬、海を眺めたり、プカプカ浮かんだり、魚と潜ったり、足繁く海に通って、大海原に揉まれながらブレンドした〝海を愛する人のための紅茶〟です。漁師さんや釣り人さんもサーファーさんもダイバーさんも、遠くから海を眺めるのが好きな方も、海の安全を守るのがお仕事の方も、とにかく!!海を愛する全ての人に飲んでもらいたいんです!!是非、アイスティーにして、海に持って行ってくださいね。


[レシピ](約2杯分)
お湯の量 : 約400ml
茶葉 : 約5g(ティースプーン山盛り2杯)
蒸らし時間 : 5〜6分

[紅茶のおいしい淹れ方]
1. ポットとカップをしっかり温める。
2. 品質のいい茶葉を使う(用途に合った茶葉を選ぶ)
3. ティースプーンなどを使い、茶葉を正確に量る。
4. 新鮮な汲みたての沸かしたての湯を使う。(沸騰したての熱湯)
5. ティータイマーなどを使い、時間を正確に測る。

[ポイント]
紅茶のおいしい成分タンニンは、80℃以上の高い湯温で、ゆっくりと溶け出すという性質があるため、抽出中になるべくお湯の温度が下がらないようにティーポットをしっかりと温め、できるだけ熱いお湯で淹れ、蒸らし時間をしっかりととることが大切なポイントです。

ティーカップ1杯あたり、茶葉は約2.5〜3gで、お湯の量150〜200mlが一般的で、蒸らし時間は、茶葉の品種や形状(大きさ)によって異なります。


[オン・ザ・ロックス・アイスティー]
お湯の量 : 約200m
茶葉 : 約5g(ティースプーン山盛り2杯)
蒸らし時間 : 3〜4分
氷 : 約200g

1. ホットの作り方で、2倍の濃さのティーベースを作る。
2. たっぷりと氷の入った容器に、ティーベースを一気に注ぎ入れて、よく混ぜたら出来上がり。

[ポイント]
蒸らし時間をホットの時よりも30秒から1分短くして濾すのがおすすめです。そして、氷に注ぐ時は、躊躇せずに一気に!!勢いよく一気に!!です!!さらに透明感を出したい時は、溶けかけの小さな氷を取り除いてから、グラスに注ぎましょう。

<内容>
原材料:紅茶、はっさくピール、レモンピール
原産国:日本、ネパール
内容量:25g / パック
賞味期限:製造日から3~4年
保存方法:直射日光及び高温多湿を避けて保存してください

<サイズ>
サイズ: 縦 17cm × 横 11cm × 奥行 5cm
(スタンディングパックの状態でおよそのサイズ)

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