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オーガニック&フェアトレード紅茶を世界へ|LEMURIA

バターを愛する人のための紅茶 / ONDE

バターを愛する人のための紅茶 / ONDE

通常価格 ¥1,490 JPY
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税込み。

【バターを愛する人のための紅茶 / ONDE】 

私は昼間に飲むお酒が大好きなのだが、外が明るいうちから飲むお酒は、なぜこんなにもおいしいのだろうかと考えてみると、やはりあの「背徳感」がたまらないのである。その日がたとえ自分にとっては休日であっても、多くの人々が働いているであろう時間に、普段なら自分も仕事をしている時間に、お酒を飲むなんて・・・こんなことしちゃっていいのだろうかという「強めの罪悪感とほんの少しの優越感」が入り混じる複雑な気持ちだったり、アルコールが少し回って理性が緩む瞬間の開放感やフワフワするような高揚感だったりが、よりお酒をおいしくさせる。そういえば、私は紅茶の仕事をしていることもあって、今まで3万杯くらいは紅茶を飲んできたのだが、紅茶は何杯飲んでも、どの時間に飲んでも、罪悪感が湧いたことが一度もない。仕事だから、というのもあるだろうが、紅茶という飲み物は、やや少し不健康さに欠けるのかもしれない。カロリーの高い食べ物はどれも例外なくと言っていいほどおいしいし、煙草もお酒も健康的ではないけれど、それを嗜む大人たちがやたらとカッコよく見えた時期があった。恋愛でもちょっと怖そうな悪い人に妙に惹かれてしまったり、ハタから見たら「なんでそんなヤツと・・・」と言いたくなる酷い相手ほどズルズルと別れられない友人の恋の悩みは、誰しも一度や二度は聞いた経験があるだろう。小説も映画も、漫画やゲームも、なんの問題もなく葛藤もなく、サクサクとストーリーが進んでいくものは面白味もなくて、作品として個性がないし、ファンもつきにくい。つまり、理に適うものだけが、完璧なものやヘルシーなものだけが、スムーズでスピーディーなものだけが、正義や正解ではないことを、人の歴史が、社会が、証明してくれている気がする。つまり、どこか不健全、不健康、不完全なものほど、とっても魅力的なのだということだ。


カロリーの高い食べ物には、昼間に飲むお酒と同じだけの「背徳感」があって、バターはその代表格だ。誤解のないように先に言っておくと、私はバターを不健康なものだなんて、これっぽっちも思っていないし、むしろ、大好きだ。愛してると言っても過言ではない。声を大にして言っておく!!私はバターの味方だ!!バターはたしかに動物性脂肪が含まれ高カロリーだが、良質な脂肪性のビタミンも多く含まれている素晴らしい食材なんだ!!そもそも、チベットやモンゴルの遊牧民、ブータン王国などでも、古くからバター茶を飲んでいて、厳しい寒さや飢えを凌いできた歴史もあるのだから、バターの脂肪分やカロリーがたくさんの人の命を救ってきたし、表面の油膜で紅茶の温かさが少しでも長く保たれたことを想像するとバターの素晴らしさには、歴史があるのだ!!そんなバターと私の愛する紅茶が合わないハズがない!!


〝パンを愛する人のための紅茶〟を飲んだことがある方なら、知ってくださっているかもしれないが、もともとはこの紅茶は「For Denish」という名前だった。私はパンの中でも特にクロワッサンが大好きで、贅沢にバターを折り込みまくるデニッシュ生地に合わせて生まれたのが、この紅茶だった。普通のトーストも、バケットやカンパーニュなどのハード系の生地も大好きだが、それらもカリッカリのザックザクに焼いて、とにかくバターをたっぷりと塗って食べるのが好きなのだ。

このブレンドは、デニッシュ用に作られたのだけれど、バターたっぷりのリッチな風味に負けないしっかりとした渋味がタルトや他のスイーツともよく合って、卸先様やお客様からタルトに合う紅茶をとご相談を受ける度に、この紅茶をご紹介する機会が多くなっていき、デニッシュだけに限定するのはもったいないなぁということで、範囲を広げて〝バターを愛する人のための紅茶〟になったのだ。〝パンを愛する人のための紅茶〟も、〝チョコを愛する人のための紅茶〟も、種類が多いものに関しては、ブレンドをなかなか絞り込めずに細分化したい意欲がついつい湧いてしまいがちだったが、こんな風に「あれにも合う」「これもおいしい」と、反対にペアリングの幅が広がっていくブレンドも生まれるのが、紅茶の面白いところだ。新しく試したペアリングがドンピシャだった時の喜びは大きい。だから、紅茶の仕事はやめられない。


さらに言うと、私にとってフルーツタルトの主役はキラキラと鎮座しているカラフルな果物たちではなくて、その下のアーモンドクリームをたっぷり敷いて焼いたタルト生地。フィナンシェやクッキーなどの焼き菓子たちも「あぁ、ここのお店さんは、バターをたっぷり使ってくれているんだなぁ」と感じる歯触りや香りだと本当に幸せな気持ちになる。高カロリー万歳!!ダイエットなんてクソ喰らえだ!!と叫びたい。いや、たまに心の声が漏れ出てしまっている。(←クソだなんて汚い言葉を使ってしまうティーマイスターをどうかお許しください)

だけど、そんな私にも人並みに乙女心はあって、自分の好きな洋服をオシャレに着こなせる人には憧れるし、仕事がとても好きなので、健康に長く働きたいという意欲もある。旅行も好きなので歳を重ねてもなるべく足腰を痛めずに自分の足で歩きたいという希望もあって、やはりカロリー度外視で生活するわけにもいかず、ダイエットしたいなぁと思う気持ちはもちろんゼロではないのだ。(先ほどは、クソだなんて叫んでおいてねー)

もう少し痩せたいという欲や健康でありたいという希望と、それに相反するカロリーの高いおいしいものたちの誘惑、そこから生まれる「罪悪感」と「背徳感」をまた心地いいと思ってしまう人間の心の矛盾や不条理・・・バターってば、なんて罪深いの、ここまでくるとバターは哲学だと思いませんか?


バターを食するみなさま、バターを作ってくれる酪農家のみなさま、バターを使ったリッチなお料理、ケーキやパンを作ってくださるシェフやパティシエ、ベイカーのみなさま、全国の、いや全世界のバターを愛するみなさま、私と一緒にこの罪深きバターを堪能する紅茶を飲みましょう!!

切れ上がるようなしっかりとした芯のある美しい渋味が特徴的なミストバレーのセカンドフラッシュに、洗練された紅茶らしい味わいが評価されている宮崎県五ヶ瀬の「やまなみ」という和紅茶の春摘みと夏摘みをそれぞれ2シーズン加え、贅沢に3種の茶葉をブレンドしました。トップには、やまなみ品種の特徴であるビターハニーテイストと呼ばれる独特の甘さがあり、ウッディな力強さ、渋味が最後まで伸びやかな分、アフターテイストの甘さが際立ち、バター特有のミルク、ナッツを連想させるジューシーで濃厚な芳香にもよく合い、さらにほのかに感じる塩味も紅茶のおいしさをより引き立ててくれます。


[レシピ](約2杯分)
お湯の量 : 約400ml
茶葉 : 約5g(ティースプーン山盛り2杯)
蒸らし時間 : 5〜6分

[紅茶のおいしい淹れ方]
1. ポットとカップをしっかり温める。
2. 品質のいい茶葉を使う(用途に合った茶葉を選ぶ)
3. ティースプーンなどを使い、茶葉を正確に量る。
4. 新鮮な汲みたての沸かしたての湯を使う。(沸騰したての熱湯)
5. ティータイマーなどを使い、時間を正確に測る。

[ポイント]
紅茶のおいしい成分タンニンは、80℃以上の高い湯温で、ゆっくりと溶け出すという性質があるため、抽出中になるべくお湯の温度が下がらないようにティーポットをしっかりと温め、できるだけ熱いお湯で淹れ、蒸らし時間をしっかりととることが大切なポイントです。

ティーカップ1杯あたり、茶葉は約2.5〜3gで、お湯の量150〜200mlが一般的で、蒸らし時間は、茶葉の品種や形状(大きさ)によって異なります。

[内容
原材料:紅茶
原産国:日本、ネパール
内容量:25g / パック
賞味期限:製造日から3~4年
保存方法:直射日光及び高温多湿を避けて保存してください

サイズ
サイズ: 縦 17cm × 横 11cm × 奥行 5cm
(スタンディングパックの状態でおよそのサイズ)

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